あらすじにタイムトラベルという文字が見えたので期待して視聴。
タイムトラベルものならではのワクワク感を想像していたけど
いい意味で裏切られた映画だった。
あらすじ
独り身で21歳を迎えた青年は、父から一家の男たちはタイムトラベル能力を備えていると聞かされる。彼は戸惑いつつも、恋人探しや違う人生の模索のためにその力を駆使。その中で、大切なことに気づき始める。
ダサい携帯が素晴らしい宝物になった
見始めてからまずこのセリフが素晴らしいとおもった。
その携帯が実際に時代的に型落ちだったのかはわからないけど
メアリーの連絡先が入った自分の携帯はこれまでの携帯とは
まったく別物になったという表現で連絡先を交換できた喜びを表している。
なんかこういうところが洋画っていいんだよな~と思わせてくれる。
こういう素敵な言葉を言えるような人間になりたいと思いました。ティム最高。
初恋の人に誘われた対応
さて物語は進み、むかしタイムトラベルを1度つかって挑むも降られてしまったシャーロットに偶然再会する。
あのときは断ってしまったけれど、いまはそのことを後悔してる。
と打ち明けられ、シャーロットの部屋に誘われるティム。
しかしシャーロットの誘いを断り急いでメアリーの元に帰りプロポーズをしたティム。
これはティムの純粋さが感じられた。と感じたは本気で人を愛したことがないのだろうというのが僕の感想だ。
タイムトラベルの力があるのなら、シャーロットの誘いに乗って一晩を過ごし
十分に楽しんだあとに昨夜に戻りメアリーのもとに変えれば問題は実際おきていないことになる。
だけどそれをしなかった。そんなことをすればメアリーに対して罪悪感をもってしまうし、本当にメアリーただ1人を愛していればそんな浮気なんてしないだろう。
まあ、現実の浮気の多さを考えると別の話にはなってくるだろうけど。笑
このシーンではティムがメアリーをとても愛していることがよく伝わった。
同じ日をもう一度やりなおすんだ
父からの秘訣である同じ日をもう一度やりなおすということ。
1度では気づかない幸せに気づくことが出来るらしい。
いつも温厚で人にやさしく笑顔を絶やさない人がいたらその人は
タイムトラベルをして1日を繰り返しているのかもしれない。
これが出来たらどんなに幸せかとおもった。
タイムトラベルものの羨ましいところは過去の大きな事件を解決することで
現在の自分にいい影響を出せるといったところにある。
だかこのアバウトタイムでは毎日の幸せに気づくためにタイムトラベルをする
ということが羨ましさの対象になっている。
他のタイムトラベルものと大きく異なりよかった点がここだ。
少し腑に落ちなかったところ
みていて思ったところがある。
ティムは何度か振出しに戻すようにタイムトラベルをしている。
タイムトラベルは過去へのみ行うことができるので現在に戻るには
同じだけ時を過ごさないといけない。
それは数週間単位のことではなく数年単位のことだろう。
日々の行動が未来を変えてしまう可能性があるのだから
ティムは同じ行動をとりづづけないといけないことになる。
それを数回しているような表現だったから
本当にそれをこなしているとしたらティムは凄いなあと思った。
毎日を大切に過ごすことの大切さ
もちろんタイムトラベルをぼくたちがすることはできないから
ティムのように毎日を繰り返すことはできない。
でもだ。
いまの自分がティムと同じように未来からやり直すためにきたと考えたらどうだろう。
ありがとうやごめんなさい。小さく見えるなにかも意識的に大きくとらえることで
きっといまままの感じかたとなにかが変わっていくはずだ。
もちろんこの意識を常にもつなんて難しい。
だからたまにでもいいから、今の自分の行動は
未来の自分からみてやり直したい行動になっていないか考えてみると
よりより未来になっていると思う。
毎日の大事さを教えてくれるいい映画だった。