めちゃくちゃ面白かったザ・ファブル。
風の噂でこの作品が面白いと聞いて読んでみることにしたら本当に面白かったという面白味の無い話です。
殺し屋の話
そういう類の話ときいてイメージしたのはクローズ(未読)とかゴリゴリの感じかと思っていたけど、実際に読み進めていくと確かに殺しのシーンはあるんだけど主人公の佐藤は殺しをしないStyleを貫いていく。
常時殺伐とした漫画化と思いきや、声を出して笑ってしまうシーンがかなり多く笑いとシリアスのバランスがとてもいいと感じた。
女の人はどうかわからないが、男は絶対に楽しめる漫画だった。
最近ぽくない漫画の良さがある
最近の漫画といえばとにかく文字数がおおいイメージがある。
あのワンピースだって昔に比べて絵がごちゃごちゃしてきている。
それにくらべてザ・ファブルをみたときはどこか、あしたのジョーとかその時代の漫画を読んでいるかのような感覚に襲われた。
絵だけで何をしているかわかるし、逆に絵だけだからこそ殺し屋という職業をしている人間たちの音をたてない雰囲気をうまく演出できているとおもった。すばらしい。
最近によくある美少女とは違うが魅力のある女たちの絵
なんというかリアルなんだよなー。
目がでかく、口が小さく、整い過ぎていてという最近の漫画にでてくる女の子とは真逆のリアルな女がすごくいい。
最近のって何回いうんだ・・
読んでいるうちに不思議な魅力に引き込まれていく。
なんというか美化されすぎていない等身大の美人という表現が適している。
爆笑できるバーでのヨウコを是非みてほしい
酒が強く美人で頭もいいヨウコ。
このヨウコが酒を武器にヨウコを落とそうとする男と駆け引きをするシーンが何度かある。
バーのマスターが解説役になり、現在の状況を解説しながらすすんでいくシーンはいままで僕がみたことのないような面白さだったのでおすすめなシーンだ。
ここでリアルな絵のキャラ達が生きてくる。ヨウコがマスターだけに見えるような顔なんて不細工そのものなんだが、ほんとうにリアルで最近の萌絵なんかでは絶対に表現できない。
期待を裏切らない明の成長ストーリーに満足
殺しの才能しかない明が、普通の生活に馴染むために仕事をはじめイラストをかくようになる。テレビでジャッカルをみて笑ったりインコをかって育てたり、サンマを焼いたり、クロの世話をしながら山にはいったり。
だんだんといろんな人と関わりをもって変わっていく明。
最終的にはミサキにプロポーズするなんて最初からしたら想像もできないし、なんかこっちまでうれしくなった。
22巻でいったん区切りがついたようでまた続きを今後やってくれるそうで朗報だった。
次は気になりすぎるし、期待を裏切らない面白さがあると確信できるので追っていきたい漫画だ。