僕が霊を信じるようになった話 ~1度限りの心霊体験~

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僕はいままで幽霊とかを信じていませんでした。

心霊特番なんかは昔は信じていたものの今ではやらせだとわかっているし。

 

でも数年前に僕が体験したある出来事をきっかけにそのような存在を信じることになりました。

 

霊がいるということは僕にとってはどちらかというとうれしいことです。

普通は怖いだと危険だとか言います。確かに自分の身に何か良くないことが起こるのであれば全然うれしくないけど、死後の世界があるということに繋がるし、死んだらはい終わりというのはあまりに寂しく僕の好みではないからです。

 

 

 

新宿の真夜中に2人の女の子と出会ったのが事の始まり

その当時の僕は夜のバイトをしていました。

とてもシビアな世界で自分に自信をなくすことも多く、何か楽しいことをしたいなと仕事終わりに後輩とともに街をぶらついていました。

 

すると自動販売機のそばに女の子が2人座っていました。

僕らは2人なのでこれはちょうどいいと思い声をかけました。

 

2人は珍しいことに車で少し遠いところから来ていました。

 

とりえあずどっか遊びに行こうということでその車に乗り女の子たちの地元へ向かいました。

 

地元では有名な心霊スポット

1つ断っておくけど、僕は記憶力がめちゃめちゃ弱い。

数年前に起きた出来事ですらよく覚えていないし、ぼんやりと頭の中にあることも時系列としていつのことなのかわからないことが多々ある。

 

なので当時の季節も覚えていない。夏だったのか冬だったのかも。彼女らの地元がどこだったのかも。

 

何かの流れでこの辺にある有名な心霊スポットに行こうよという話になった。

そこはやや林に浸食されている神社らしい。この情報でもしかしたらわかる人もいるかもしれないが

向かう先の道路の周りは田んぼばかり。

 

道路が上下にグネグネしているのでスピードをだして走ると車がジェットコースターのように浮いたりしていて、彼女らはそれを日常的に行っていたようだ。

 

 

神社での異変と霊感

片方の女の子には霊感があるらしかった。

神社につき、ガラガラの鐘を誰かが鳴らしに行こうという小競り合いが始まるも代表者は決まらずみんなで向かうことになった。

 

そこで霊感のある女の子が言った。

 

「まって、人の影がすごい通ってるよ!!みんな見えないの!?」

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僕は霊感はないのだが確かにここにきてから、不気味な感じはしていた。

何かがいてもおかしくはない空気感であり、いままでそんな感覚になったことはなかった。

 

僕の心境がおかしくなっていたからかもしれないが、よく目を凝らしてみると何かがすごいスピードで行きかっているようにも見えた。ちなみに明かりはほとんどない。

 

すると後輩がこの場の空気に耐えられなくなったのか、急にわーと叫びながら元来た道へと走り出した。

その光景につられて僕等全員とも全力ダッシュで車のほうへ引き返すことにした。

 

ここで異変2つ目が起きた。

 

走っている後輩がなぜかつんのめって、こけたのだ。

 

何かにつまづいたのだろうと思ったが、そのときは恐怖心が上回り声もかけずそのまま走った。

 

 

決定的瞬間を目にした

無事4人とも車に戻り、車という密閉された個室に入って少し落ち着いた僕は後輩に効いた。

 

「さっき、こけてたけどどうかしたの?」

 

すると後輩。

 

「いや、走ってるときに誰かに首をつかまれて引っ張られたんですよ。それで振りほどこうとおもって力をいれたら反動でこけちゃって」

 

ほらここです。といい首を回して見せた。そして僕がみたものがこれだ。

 

 

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なんとつかまれたという場所に赤くアザのように手の痕が残っていたのだ。

 

僕は衝撃を受けた。こんなの本当に霊が後輩を連れて行こうと首をつかんだとしか言いようがない。

 

その光景を目にし、パニックになる僕。

急いで車を出すように女の子に指示した。

 

何が起きているかわからない女の子もパニック状態の僕の異変に慌て車をだす。

 

そのまま車が走っていく中、僕はおそろしくて神社のある後方を振り返ることはできなかった。

 

 

後日談

あれから僕の体に呪いや霊的な何かがついている様子はない。

この体験をしたおかげで霊がいるということを信じるようになった。

 

でもそんな恐ろしい体験をしたおかげで僕は生まれ変わりとか死後の世界だとか少し前向きな思考を得ることができた。

 

この日から数カ月たって、後輩から電話が来た。

 

そのときに知り合った女の子といい感じになっているらしく。

もしかしたら結婚するかもしれないといったような内容だった。

(詳しくおぼえていない)

 

どうかお幸せに。