【視聴記録】ストーリー・オブ・マイライフ【映画】

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見た後に知ったんだけど、これは日本で言う大河ドラマ的なものらしい。

何回も映像化されていて、今回見たものは一番最近のものだった。

 

評価★★★★☆

 

 

あらすじ

 

しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない作家志望の次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、作家になる夢を一途に追い続けていたジョーは、性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと想いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進もうとしていたのだが……。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語。

 

 

なかなか難しいと感じた

毎回、映画を見た後に上記のあらすじを改めて確認することが多いんだけど

自分の感じたこととの相違点が面白い。

 

まずこの話は構成が過去と現在を交互に近い形で流れる。

だから今のシーンの次が続きの話とも限らないので初見で見た感じだと

今何が起きているのかすぐに把握できなくて置いてきぼりになってしまった。

僕の理解力が弱いせいだともおもうけど・・

 

物語の進行を理解することに集中しすぎて、本作の伝えたいとするところが

深いところまでわからなかった。もう1回みればなんとかなりそうだけど。

 

これ!とはっきりしたものを伝えたいというよりは多くの要素が詰まった映画であることは理解できた。

姉妹、家族のこと、女性としての生き方の選び方、恋愛など僕たちが日常的に

触れていることを素敵に素晴らしい表現で映像化してくれている。

 

深くは理解できなくともこの映画をみているときはいい気分になれた。

街並みにしろ、衣装にしろ、家にしろ、1度はこのような体験をしてみたいと思わせてくれて

まさに素敵がいっぱいに詰まっていた。

 

さらにいえば、男はイケメンだし、女は可愛すぎてしばらくは鏡で自分を見たくなくなるほどだ。

ほんとうに同じ人種なのかと。これが人間で僕は猿なのではないかと思ったくらいだ。

 

とくにエマワトソンが可愛いすぎて、長女だと知ったときは驚いた。

ずっと作家志望のジョーが長女だと思っていたからだ。

 

 

響いたセリフ

「愛されるより愛されたい」

「それは愛じゃないわ」

 

これはジョーとお母さんの会話だ。

誰かに愛されてその人と一緒になることもいいと思うけど

やっぱり自分が愛することが出来る相手と相思相愛でいることが理想だと思わされた。

 

僕にはまだそのような相手はいないが、無理に相手を決めようとしてもそれは無駄で

気付けばその人のためにと。その気持ちだけで動きたくなるような相手が理想だ。

 

気になるセリフというのはそのときの自分の心情によるところが大きいだろうが

ともすれば僕は今愛に関して興味を抱いているというのか・・・

 

 

改めて”本”の良さが伝わる演出

最後に学校で本を作成している様子が見れるのだが、それがなんとも美しい。

最近は僕自身電子書籍を読むことが多いが、紙にインクで文字が押され手間をかけて

1冊の本が出来ているのを見ると、電子ではなく紙の本が読みたくなった。

 

飯テロではなく本テロといえよう。

 

 

本当に理解したいと思える映画

これまで見てきた映画で正直よくわからずにおわってしまったところもあったけど

それはそれで別によしとしてきた。

 

しかしこの作品はまだまだ本当に理解して素晴らしいところを味わえる余地があることを

はっきりと理解できるのだ。

 

この作品をもう1度見るのもよし、ほかのストーリー・オブ・マイライフ、若草物語

みて比較してみるもよし、評価は素晴らしい作品なのでこれを真に味わえない自分が悔しくもなる良作だった。

 

そのうちまた見ようと思う。