SBSリコーロジスティクスグループの倉庫バイトにいってきた

倉庫バイトっていうものに前から興味があった。

イメージとしては淡々と同じ作業を繰り返すだけくらいしか思いつかない。

 

バイト求人を見てみるとSBSリコーロジスティクスという会社が募集していたのでやってみようと応募した。

 

 

まずは面接and説明会

バイトに面接はつきもの。

サイトからメールアドレスなどを入力して応募すると、メールが来て今後はメールでやりとりすることになる。

面接は直接ではなくZOOMを使ってやった。

 

今回応募したものは登録制のもので、週1回翌週のバイトのシフトが送られてきて、出勤したい日があれば手を挙げるシステム。

 

そういう立ち位置だからか、一般的な面接というより、ただの説明会という感じだった。

どういったことをしているのか、持ち物は何か、給与面はどうなっているのかについての説明だ。

 

面接してくれた人は人事採用担当という感じの人で穏やかで優しそうな人だった。

 

さて、前段階の話はもういいだろう。

 

ここからは実際にこれまで倉庫バイト、かつ登録制のバイトにいったことのない俺が感じた、良い所と悪い所をいっていく。

 

良い所

食堂が最高

おそらく誰でも使用できるであろう食堂があった。まず内装だが建物自体が綺麗だったので、食堂も綺麗で座席数も結構ある。

 

驚いたのはランチの値段。

張り紙を見ると、時期によって安くしているようだが、ちょうどその時期だったようでなんとAランチとBランチが200円だった。味噌汁もついてる。

 

食券機でチケットを勝って、トレーをもって箸などを順番にとって進んでいくスタイルだ。

調理場のおっさんにチケットを渡すとご飯の量を聞かれる。もちろん無料で大盛に出来る。

場所によっては普通というと少なかったなんてこともあるから、大盛を頼むと、茶わんと高さの倍もあるまるで漫画に出てくるような大盛が出てきた。これには少し笑ってしまった。(結局残した)

 

食後のお茶も無料で飲めるし、至れり尽くせり。

しかしこのお茶マシーンはランチをやっている時間帯は使えるようだが、夕方以降になって食堂で休憩をとっているときに確認すると使えなくなっていた。

 

自販機が食堂内にあるからいいけど、いつでも利用出来たら最高だった。

自販機の値段は缶コーヒーが100円というやや安なタイプ。

 

コーヒーも無料なら神過ぎた

 

値段といいイスとテーブルの配置といい居心地といいかなり満足度の高いものだった。

 

最低限の会話しかしなくていいい

これは完全に人によって感じ方が異なるところだけど、倉庫の仕事は本当に会話がない。

はじめてだということもあって、最初にやること、流れを教えてもらったあとはあとはひたすら動くだけ。

 

これまでしてきた仕事の中でこんなに言葉を発しなくてよかった仕事はなかったくらいだ。

人と話すのが嫌いな人や、本当に黙々と体を動かしていたい人には本当に向いているとおもった。

 

よくデスクワークと体を動かす仕事どっちがいいかという選択があるけど、結論俺はデスクワークのほうがいいと感じる。だがそれは今回やった内容と比べてだ。この会社のバイトはまず最初に1つのフロアにあつまって朝礼のようなものをしていた。

 

倉庫バイトとはいってもやることは複数あり俺が担当したのはピッキングというものだった。

 

大きな段ボールをパレットという板に積んで出荷OK状態にするのがミッション。

そのフロアはフォークリフトが走り回っているし、見上げるほどの高さに積み上げれらた段ボールの柱が無数にある。

 

手元にあるバーコードつきのシールに商品番号とかるい商品名がカタカナで書いてあってそれを頼りに台車で集める。

 

最初は体力もあるから問題なく段ボールをスムーズに動かすことが出来たけど、永遠とその作業を繰り返していると普段体を動かすことをしない俺の腕は徐々に悲鳴をあげ出した。

 

※ちなみにこの日の翌日は全身筋肉痛になってまじでおじいちゃんの動きしかできないくらいになった。

 

適度に体を動かして適度にデスクワークというバランスの仕事が一番良さそうだけど、そんな都合のいい仕事はなかなかない。だから究極の2択ではデスクワークの勝利だ。

 

なんか話がそれたな

 

シフトの自由さが変幻自在

すまん。実際に働いている最中でいいところを書きたかったんだけど思い出してもたいしてなかった。。

このバイトの最大の利点は気軽さというところにある。

 

普通のバイトならシフトは1ヶ月ごとにきまっていることがおおい。

だるいから来週いきたくねえなとおもってもいかなくてはならない。

だが週ごとの登録制の場合、だるければいかないという選択もできるわけだ。

 

稼ぎたいときに気分の行くままに稼ぐ。すばらしい。

 

悪い所

残念ながら今回のバイトで感じたところでいうと、いいところより悪いところのほうが印象深い。人間悪い印象のほうが強く印象ついてしまうという性質も関係しているのかもしれないが。

 

勤務時間の闇

まず第一にこれが1番の原因で俺がまたこのバイトをしようとおもえなくなった原因だ。

このバイトはフルタイムではたく場合でも3種類の中から時間帯を選べる。

ひとつが9時から。もうひとつが10時から、最後は覚えてないが昼くらいからだ。

 

バイトというのは時間で給料が支払われる。

 

正社員とは責任もちがうわけで別物といえる。この日俺は9時に入っていたのでおわりは19時だった。

時計の針が18時を過ぎて数分たったころになっても特に誰にも何もいわれない。

 

だから仕事を教えてくれた人に聞いてみた。

 

勤務時間なんですけど、これって作業おわるまでって感じですか?と。

オブラートにつつんでいったつもりだ。

 

すると回答がこれ。

 

そうですね。基本的には。

 

バイト関係ないやん。時間帯関係ないやん。おれたち奴隷やん。

 

これは俺の価値観がまちがっているのか。倉庫バイトでは当然のことなのか。

仕事としては当然、その日に準備しなければならない分を準備しないと明日の発送に響くわけでもちろん終わらせなければならない。

 

でもだからといって終わるまでバイトにやらせていて、夜遅くまでになることが当たり前のバイトなんて誰がやるんだ?

 

そういえばこの日いっしょにバイトに入っていたひとが18時まえにはいなくなっていた。

フルメンバーでおわるかわからないのに、しれっと1人いない状態でこの日残っていたらおそらくとんでもない時間まで働かされていたことだろう。

 

俺はとっさの判断で帰宅する旨をつげて退勤してきた。

 

おれが社員の立場であれば、その日の仕事はもちろん残業してでもやっただろう。

バイトはバイト。時間で働くもの。仕事が残っていようがいまいが関係ない。

なのにバイトの退勤時間も把握しておわず、こちらが声をかけなければどのように終了していたのだろうか。

 

このバイトをまるで奴隷のように使おうとする登録制のバイトのシステムそのものが危険だと感じた瞬間でもあった。

 

ちなみにちなみに登録制のバイトのひとたちは朝、会社にきてから1列にならんで名前をかいてセキュリティカードをもらうんだが、その並んでいる人達がもはや半ホームレス。

 

そこに並ぶのが恥ずかしくなるような人種しかいなかった。まあそうか。ふつうのバイトや正社員で仕事がないから、ここしか働くことができないからここにいるのか。

 

セキュリティカードをもらったのちにエレベーター前で待機していると、同じように待機している人がいたので声をかけてみた。登録制のバイトといえば一期一会。仲良くなれる人ができれば楽しさもあるかもしれない。

 

俺 「こんにちは!ぼく初めてなんですけど、初めてですか?」

人の見た目をした石 「・・・・・・・」

俺 「今日さむかったですよね~」

もはや石 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

おわってんな人種

 

ガチもんのコミュ障が倉庫バイトくるのは都市伝説じゃなかったんかい!

 

最初に朝礼をするとのことで中に入ると結構な人数がいた。

そういえば社員がここで言っていることをいまおもいだした。

 

「昨日はみなさんのおかげで定時に終われることが出来ました」

 

ここで気づけばよかったが、ほんとうにバイトに時間で働くなんてものはなかった。

仕事が終われば終わり終わらなければ終わらない。

 

その後の予定なんていれたれたもんじゃない。

 

間違えて石にはなしかけてしまったあとも、朝礼のあと放置されていたときに大学生すぎくらいの茶髪の美容師風にいちゃんを発見。これは外の正解にいるタイプだとおもい

 

俺「どうも!ぼく初めてなんですけど、ここからどうすればいいんですかね?汗」

茶髪「いや、まってれば説明あるんで。」

 

つめた!!!

おまえその冷たさは人に嫌われるタイプの冷たさだぞ!!

 

人が嫌いなのか知らんが倉庫バイトに来る人というのは俺的にみてやばい奴しかいないようにおもえた。

 

配慮が弱い

ほんとうにここにいる時間は口を開くことがない。

さすがにお昼休憩にいく時間とかの説明はあったけど、

 

普通のバイトではある、大丈夫ですか?わからないことありますか?とかは当然ないし。周りを気にする様子もないし、コミュニケーションをとろうとする様子も感じられなかった。

 

わからないことは聞けばちゃんと教えてくれたから、最低限のところはクリアできているけど、そもそも倉庫バイトにいくような人は自分から声をかけて物事をきくことが苦手な人が多いんじゃないかと人間観察をして感じたのでちょっと社員もそういうタイプだとどうなのかとおもった。

 

まあ1回いっただけだし、たまたまそんなチームに当たっただけで他はそうではない可能性もあるけど。

 

わからないことは素直にすぐ聞ける人ではないとこの種類豊富な作業を当日振りわけられる倉庫バイトには向いていない。

 

事務所の空気感が異常

契約書をかいて提出するのはおそらく社員があつまっている事務所だ。

ここに朝と夜で2回はいったけど、すこし変におもった。

 

その正体は会話のなさだ、べつに雑談を仕事中にするのがいいと言っているのではないが、大企業の事務の集まりの場であっても笑顔があったり、和気あいあいとした雰囲気というものはあった。経験談

 

全員が真顔に真顔。ノートパソコンにむかってひたすら何かをしていた。

 

屁こいても反応なさそう

 

ふつう人が入ってきたら誰かしら反応するだろうに、こちらから声をかけないと反応がなかった。

こういう社風なのか?全体的にこの建物にいるひとには配慮というか優しさというか気配りが全く感じられなかった。

 

それともそうではなくて登録制のバイトとしてきている人は、そういう風にみられる対象として定着しているんではなかろうか。。。

 

俺的には無し!あなた的にはどっち?

トータルでまたこのバイトに申し込もうという気は帰宅しているころにはなくなったいた。

つまらない仕事内容でもみんなで協力して適度なコミュニケーションをとって気持ちよく体を動かしてできるものだとおもったんだがね。

 

ただシフトが自由に組めるし、週によっては出てもいいし、でなくてもいいという所は抜群にいいとおもう。

 

一見魅力的に感じたSBSリコーロジスティクスグループの倉庫バイトにいってきた。

 

まあ、いい体験ではあった。