世にも奇妙な物語’22夏の特別編の感想

知らなかったな、世にも奇妙な物語っていろんなとこから原作借りて別個を組み合わせて作られてたのか。てっきり全部世にも奇妙な物語陣営が作ってるのかとおもってたわ。

 

オトドケモノ

 

もうウーバーイーツも馴染んだというか新鮮さはなくなったからあれだけど、ウーバーイーツが流行り始めたときに考えられたんだろうなこの案は。

 

話は今回の中で1番よくできてた。

 

時間も30分超えてたくらいあったし。自分の所有物なら金額がかからないという所から夫婦であることから片方がどこでもドアを使える状態になるというところに見事につながってた。

 

しかし話のオチはどうなるのだろうかとおもったら同時にアプリを使用することで異空間に飛ばされてしまうというもの。見事。

 

離婚結婚を繰り返すことでお互い無事に元の世界に戻る作戦を信じられない妻。

無事に2人とも脱出できるか、夫が裏切り妻が取り残されるのかと思いきや、まさかの妻の裏切り。

 

病院で時計をみつけてあげた金持ち患者がまさかの布石に。

 

これで夫が取り残され終わるかとおもったら、さらにまさかの配達員になることで一応外に出られるというオチ。

 

2転3転とうまいこと話が進み、今回の世にも奇妙な物語の中では群をぬいて面白かった。

 

何だかんだ銀座

 

有田哲平インパクトが強すぎるw

 

名前がいいね、オオガネモチ、コガネモチ、あとなんだっけ。チンピラみたいなやつ忘れちまった。

ほんとうにいそうな名前でネーミングセンス抜群。

 

父のリストラ候補により飼えなくなり、野生にかえし最後に名前を呼んでくれるという良い別れで終わりかと思いきや、就職活動でとある会社の会長に直々にあいたいといわれた主人公。

 

そこにでまっていたのはあのオオガネモチ。

 

そして何故か逆に捕まる主人公。

 

オオガネモチはペットとしての様と人間としての様が同時に書かれれのはなんか無理があった感がして微妙だった。

 

最後に捕われた主人公は、サラリーマンとして会社にずっと使われる存在ということなのかな。

生涯1つの会社で働くことが現実的ではなくなった現代にこの表現はちょっと時代遅れでミスマッチ感があったけど、捕まったから逆に捕まえるという単純なオチは普通かな。

 

メロディに乗せて

 

これはつまらなかった。

イデアもなんか微妙だし、最後に何かあるかとおもったら世にも奇妙な物語のメロディからタモリをだして無理矢理終わらせた感じ。

 

なんか消化不良でした。

 

電話をしてるふり

 

これは唯一の良い話系。

ただ気になったのは本人はずっと死んだお父さんと話せなかったのに最後に話せたことについて。

お父さんとの通信自体が最後以外切れていたのか。それとも繋がってたけどなんらかの理由でお父さんがだんまりを決め込んでいたのかだ。

 

なんで最後になって話せたのかがモヤモヤしている。

 

お母さんがお父さんと初めて電話で話すときの演技がよかったなー。

あれが女優ってやつだね。演技ってやつだ。

1人芝居。

 

時間も15分ちょっとで短かったけど、その割には起承転結がしっかりしてて、あの疑問以外はよかった。

 

昔の世にも奇妙な物語のほうが面白いというのは確かにそんな感じもするけど、別に最近のもそこまでつまらないということもない。そもそもこういう系はアイデアが大事だし、後だしほどそのアイデアを出すのはしんどい。すでに飽和状態だからね。

 

だからこそ新しいので面白いのは見事といえる。

 

ひさびさの世にも奇妙な物語、2時間楽しませてもらいました。