僕は全然本を読まないってことはなくて割と本を読むタイプだ。
小説は大好きだけど、人生の中で自分を守るために理論武装するために読む本も好きだ。
今悩んでいることは先人が既に解決しているというようにね。
今回購入したのは「人はなぜ恐怖するのか」だ。
これを購入した理由はもうわかるとおもうけど、ぼくがめちゃくちゃビビりだからだ。
怖いというものを理解することによって克服しようとした。
わからないから怖いんだとおもってね。
じゃあなんで急にそんな話になったのかというとそれがこれだ。
池袋ウエストゲートパーク、通称IWGPだ。
この作品はまだ見たことがなくて、みてみたわけよ。
んまぁ~!!おもしろいね!!!
独特のテンポと時代感、長瀬と窪塚のかっこよさといったらなかった。
んで、後半。一連の事件の犯人がヒロインだったわけだが。
そこで現れたこの絵がめちゃくちゃこわかった。
いまとなっては見過ぎて慣れてしまったのでめちゃくちゃこわいって感想はもう出てこないけど。
これ当時ゴールデンとかでやってたのかな?
お茶の間でこれ流れて当時なんか軽く騒ぎとかにはならんかったの??
とまあIWGPの話はおいといて普段ホラー系は避けていたんだけど
不意打ちで食らったこいつに悔しさがこみあげてきた。
なんとしてもこいつをみても心乱されたいように調べた結果
この本をみつけたんだ。
読み物として普通におもしろかったんだけど
本棚にずっと置いておきたいかといわれたら違うとおもって売ることにした。
ので、読書メモとして気になるところを書いておく。
・人間の恐怖心は10分しか続かない
これはたとえとして吊り橋を例にとってたけど、ホラー系にもあてはまるのかと疑問ではある。
結構おもいかえして怖がる強迫観念気味だから10分どころではない。
でもこの10分しか持たないという調査結果は覚えておきたいとおもった。
・肉食獣の顔に近づけることで意図的に恐怖をあたえている
なんでも人間は遺伝子的に肉食獣をこわがるとのこと。だから怖い顔を作るときは肉食獣みたいにしているらしい。だから怖いとおもった顔が肉食獣によっていたら「ああ、こいつぁ、この技術をつかって怖がらせようとしてるな」と分析できる。
・恐怖の基本は「いないいないばあ」
いないいないの不安→ばあで嬉しい→笑う
もしばあで出てきたのが知らない人だったら泣く。なぜなら恐怖でしかないから
恐怖と笑いは紙一重。緊張と緩和が味噌である。
・グロテスクは死を連想させるからこわい
・幽霊は対処法がなく私たちの存在がしているという考え方が揺らぐからこわい
・恐怖が人類を進化させ、緊張と緩和の繰り返しで進化してきた
後半には恐怖の効用を現代社会と絡めた内容があったけど、文字にすると長いので割愛