某アプリと書いているのには理由がある。
今どうなってるか知らないけど渋谷に大きく看板が出ていて色はピンク。
写真を右に左にスワイプするアプリだ。
以前ガンガンにこのアプリ名を書いて記事を書いたら見事に登録しているアフェリエイトにbanされてしまったからだ笑
このアプリはほとんどの人が異性目当てで利用しているものだが僕は同姓目当てで使用していた。
決してそっちの人ではない。
大人になって新しく友達を作るのは大変
最後に友達を作ったのはいつのことだろう?
記憶にあるのは大学生の時だ。
それから社会人になってから同期や歳の近い先輩後輩はいたものの、友達と呼ぶには何か違うよう気がしていた。
ぼくは男友達がほしかった。
馬鹿な話をしたり、ご飯を食べたり、ゲームをしたりする友達だ。
学生の時はある程度受け身でも友達は出来ていたものだが、社会に出てしまうと自分から積極的にコトを起こさないと男友達なんてできやしない。
僕は積極的になってみた。
【1人目】サトツくん
サトツくんは僕歳が1つしか変わらなかった。
趣味は運動。ゲームはスマホゲー厶を好んでやっていたとくに当時はポケモンGOにご執心だった。
なぜ彼がサトツくんかというと、彼は歩くことが大好きでめちゃくちゃ歩くのが早かったからだ。
サトツくんとは合計で2回しかあわなかった。
最初にあったときは待ち合わせをして、居酒屋にいって、その後カラオケにいった。
お互い仕事帰りだったなー。
男と初顔合わせをするのは初めてだったし、妙に落ち着かなくて緊張したのを覚えている。
「おっ、まった?」
『お、はじめまして!いや、全然だよ』
1度会話を交わしてしまえば、意外と大丈夫なもんで居酒屋では普段何してるだとか何にハマってるだとか、メッセージでやりとりしたことも含まれてるけど楽しく会話出来た。
この位になるとだいたいわかってくる。
この人と自分は相性はいいのか?
今後も付き合っていくことは出来るか?
僕の判断としては仲良く出来そう。だった。
だから軽く飲んだあとはカラオケにいった。
無難にカラオケを楽しみその後は解散した。
そしてコロナが猛威を奮った。
外出することは恐怖に変わり僕の引きこもり具合は最終進化した。
そんな中サトツくんとのLINEは続くがことあるごとに
『よければ〇月にあそばない?!』
と誘いが来る。
いや、この時期は無理だってとやんわり断っていたのだが、それでも壊れたメルマガのようにサトツくんからのLINEは来る。
ぼくはここで大きな価値観の違いを感じ、サトツくんをブロックした。
ここまで考え方が違っていたとは。
仲良くなれると思っていたのに。
ふと思い返してみると一緒にあるいていたとき彼はスタスタと、とても歩きとは思えない素振りで進んで行った。
ぼくはがんばってついて行こうとしたが横に並ぶことはできずに彼の背中を追う形を常にとっていた。
『ごめんごめん、おれ歩くの早いよね。よく言われるんだ』
の一言を待っていたが、その言葉が聞けることは無かった。
そこから今の僕がものさしにしている格言がある。
【歩く速さが合わないやつとは性格も合わない】
だ。
この格言を僕は習得しサトツくんとの関係は終了した。
【2人目】出来杉くん
続いては出来事くんだ。
なぜ出来杉くんなのかというと、スペックが高すぎるからだ。彼はとある分野で頑張っている学生なのだが、僕がこれまで生きてきた中で1度も出会ったことの無い職業につこうとしている。
それだけでなく家も金持ちで、趣味も豊富。
話してみても腰が柔らかく人当たりもいい。
実際にあったことはないので、見た目や雰囲気まではわからないがナイスガイに違いない。
なぜ彼にあったことがないのかというと、彼とはゲーム仲間として出会ったからだ。
ボイスチャットをしながらお互いのことを話して5回くらいゲームをした。
会話している相性もよく、機会があれば実際にご飯でもいけそうだと確信していた。
LINEこそ呼吸があわないとしんどいもので、すぐに返信をしてくる人がいれば急かされていると感じる人もいるし、数日たってから返信してる人がいれば遅いなと感じる人もいる。
要件がなければLINEしない人、要件がなくてもLINEをする人、多少なりともその価値観の違いにストレスを感じながら人はLINEをしているのだ。
その点、出来杉くんとのLINEは上手い具合に進み、また一緒にゲームをする日を決める会話具合のやりとりを次に残すくらいにLINEは止まっていた。
しかし次はいつかなと楽しみにしているも、出木杉くんからのLINEは来ない。
僕は来るもの拒まず去る者追わずの正確なので、こちらのLINEで終わっている以上追撃LINEをするということはないのだ。
そして明るい未来を感じさせたまま出木杉くんとの関係は終わった。
おそらくだが、ゲームの誘いも僕からすることが1回もなく、すべて出木杉くんからだった。
その事実が彼を寂しくさせ、今回の終わりの原因だと勝手に解釈している。
なにはともあれ某アプリを使い友人を作ることは失敗した。
だが僕の気持ち次第では今もこれからも継続した関係は築けたはずだ。
これは僕のせいである。
いま同性の友人がいなくて物足りなさを感じている人はこのアプリを使って新たな友人をつくってみてはどうだろうか?
友達をつくるのに年齢は関係ないし、友達は人生を豊かにしてくれるはずだ。