事の始まりは半年以上前のこと。
メルカリの購入履歴に「トランクス3枚セット」というものがあって
なんでいまどきトランクスなんて買ったんだっけと疑問に思った。
そうだ。夜寝るときに股間が蒸れてかゆくなるから
通気性のいいトランクスにしようとしたんだったのを思い出した。
そのおかげで少しは状況がよくなったのか一旦股間のかゆみについて忘れていたが
最近やたらとかゆみを感じることが多くなり、寝ているときに目が覚めてしまうまでになった。
おもに金玉袋の裏やそのわきが猛烈にかゆく、またなぜか同時期に腰と足の甲も強いかゆみを感じた。
気が付いたときには背中はサスケの呪印のように日々ひろがっていき、金玉袋はもはや梅干しのように分厚く、深いシワを持つような見た目に変化していた。
最寄り駅の皮膚科へいってみた
病院に行くなら家から近い方がいいだろうということで最寄り駅の皮膚科へいってみた。
そこは美容皮膚科に重きをおいているところだけど、通常の皮膚科も対応しているところだった。
なんと医者は俺とほぼ変わらないような男の若い先生。
俺「前から蒸れたりするとかゆくなったりしたことはありました」
俺「金玉の裏です。あと腰と足の甲もかゆいので見てください。」
医者「わかりました。みてみましょう。」
ちなみにこの時の俺はあんまり知識を詰め込んでいなくて
まるで医者頼みでだった。(当然っちゃ当然だが)
医者「あー、、これは俗にいうインキンタムシが広がっている感じですねぇ、、」
特に検査の提案はなく、当然のようにインキンタムシの診断が下る。
真菌の塗薬を3本だされ
「症状が良くなっても途中で薬を塗るのをやめず1カ月は塗り続けてください。」
とアドバイス。
これは結構知ってた。ステロイド塗ったりしてある程度治っても数日間は継続することが大事である。
診察はかなり早く終わり、最後にしっかり陰部脱毛の営業を受けたから完全に不快で興味ないっすよの顔をしておいた。
自宅につき、考える。
(真菌って水虫のことだよな?うちに水虫の人いるか?いないな。これ検査してないのに1カ月も真菌薬塗り続けて大丈夫か?たしか湿疹に真菌薬を塗るとよくないって聞いたことがあるような・・)
急に不安になり、セカンドオピニオンとしてちゃんと検査をしてもらえるように決意。
でも一旦かゆみが我慢できなくてもらった真菌薬をぬったけど
これがのちに響く大きな問題になるとはこの時は知る由もなかった。。
後日、都心にある皮膚科へいった
さて、真菌検査をやってくれれば、評判は変わらないとみて
仕事終わりの遅い時間にもいける皮膚科をいくつかピックアップした。
ここで気を付けたいのがそのまま病院へいかないことだ。
皮膚科ならば真菌検査をしてくれるとは限らないし、
中には女医しかいない場合、男の陰部を見てもらえない可能性もあるからだ。
だから必ず電話で確認をとること。
・真菌検査をやっているか
・陰部をみてもらえるか
この確認を取らないと、せっかくいったのにトンボかえりすることになる。
案の定、検査をやっていなかったり、男の陰部は見れないなど病院を絞ることが出来た。
そしてその皮膚科へいった。
その皮膚科は予約をしても1時間以上またされるとかで有名なところで
背に腹は代えられないのにあるし、それだけ待つのに行く人が後を絶たないということは
信頼できる医者がいるということでもないと判断した。
本当に1時間以上まって診察をしてもらい、検査をしてほしいと伝えると衝撃の回答が。
女医「検査はできません。」
俺「どうしてですか?真菌薬を1回ぬっただけですし、いるかわかるんじゃないですか?
女医「それが1度でも塗ってしまうと菌が死んでしまうので検査で検出されないんです。検査代が無駄になってしまいますので別の方法で対処しましょう」
なんということだろう。
検査をしないと陰嚢湿疹かいんきんたむしかわからないから困るということで来たのに検査ができないとは。。いや検査自体はできるから間違ってはいないけど、1度真菌薬を塗ったことで判断をつけることが不可能になってしまったのだ。
処置としては足の甲と腰に対してはステロイド、陰嚢は朝、真菌薬、夜にステロイドという二刀流作戦だった。
診察時間が長い短いで医者の良しあしが決まるものでもないが、最寄り駅の医者と比べて信頼できるような気がしたので、ここに通うことにした。
症状の経過
さて、処方された通りに薬を塗りづづけて一週間。
まず見事に症状が消えたのが2か所。
腰と足の甲だ。
ステロイドを延々と塗っていただけでかゆみとボコボコに炎症をおこし
色も黒ずんでいたところも綺麗になった。
つまりこの二か所はカビによるものではなかったといえる。
最初に出会ったのはヤブ医者だったということが確定した。
陰部はというと、明らかに良くはなっているが完治はしていなかった。
梅干しのようにシワシワで分厚くなっていた皮膚も柔らかく薄く元に戻っている。
治ってきているのはいいことだが結局、検査ができず真菌薬とステロイドを同時に使っているので
どちらが効いていたのかはわからずじまいに終わった。
陰部のかゆみもだいぶ収まってきたところで診察してもらい、今後また何かあったら来るようにということで通院は終了した。
かゆくなりやすい箇所だからこそ覚えておいて欲しい
夏になれば流れるCMデリケアエムズ。
2人に1人は夏は股間がかゆくなるといってもいいだろう。
デリケアエムズで抑えられなくなれば皮膚科にいくしか対処法はない。
そしてここで覚えてほしいこと
- 絶対に真菌検査をしてもらうこと
- 検査をしていない状態で真菌薬薬を1度でも塗らないこと
これさえ守ってもらえれば後からでもどうにでもなる。
守らなければ俺のように実際に症状は治まっているが、何に罹ったのかわからずすっきりしないことになるだろう。